ゲーム実況者の中には、「HIKAKIN」や「マックスむらい」など有名な動画配信者が多数存在します。
その他にも様々な人がゲーム実況を行っていますが、そうしたゲーム実況で一体どれくらい稼ぐことができるのか、というのは気になるところです。
そこで今回は、ゲーム実況の収入の仕組みご紹介し、その収入源がどうなっているのかを解説します。
また実際にゲーム実況で稼ぐための流れも説明します。
ゲーム実況で稼ぐ!その収入の仕組みとは?
ゲーム実況で稼ぐための仕組みは複数存在します。
Youtubeで収入を得る仕組み
ゲーム実況が多く配信されているYoutubeには、「パートナープログラム」という制度が存在します。
このプログラムに申し込みを行い、認証されると、自分の投稿したゲーム実況動画にAdSense広告が表示されるようになります。
Youtubeでの収入は、この広告が動画内で再生されたり、クリックされたりすることで発生します。
この広告には大きく分けて三つの種類が存在します。
動画内で再生される「インストリーム広告」
Youtubeで動画を再生すると、再生前などにCMのような動画が流れることがあります。あの動画がインストリーム広告です。
基本的には動画の再生前に流れますが、長時間の動画では再生後15分や30分が経過してから流れることもあります。
インストリーム広告で報酬が発生する条件は二つです。
一つは、視聴者が広告を全部視聴した場合に報酬が発生します。
もう一つは、外部のスポンサーサイトに誘導を行った場合です。視聴者が再生画面に表示される広告リンクをクリックして、外部スポンサーサイトへ移った時に報酬が発生します。
このインストリーム広告には、再生後5秒経ったらスキップ可能なものや、スキップが不可能なものなどの種類があります。インストリーム広告を設定する時には、この設定は自由に選ぶことが可能です。
動画内に表示される「オーバーレイ広告」
YouTubeで動画を再生すると、動画の下の方を覆うように半透明な広告が表示されることがあります。あの広告がオーバーレイ広告です。
この広告は、動画の再生後10秒以上が経つと表示されます。
報酬が発生するのは、表示された広告を視聴者がクリックした時です。
ただし注意が必要なのは、この広告には右上に「✕」が表示されていて、これをクリックすると広告が消えます。
広告が消されてしまった場合は、収入は発生しません。
動画横に表示される「サイドバー広告」
YouTubeでは、動画の右側に広告が表示されることがあります。この広告がサイドバー広告です。
この広告もオーバーレイ広告と同じように、広告が視聴者にクリックされた時に報酬が発生します。
これらの広告でどれくらい稼げるのか?
YouTubeでは以上の三つの広告が、主な収入を得る方法です。
気になるのはこの広告によってどれくらいの収入が得られるのか、という点です。
しかしこの点に関しては、一回の再生や一回の広告クリックでの単価は発表されていないため、正確には誰もわからないというのが実情です。
加えて、動画が再生された時間の長さに応じて単価が変わる仕組みなどもあり、投稿者や動画によって単価が変動してしまうため、やはり一概に「どれくらい稼げる」ということを明確にはできません。
一般的な基準として言われているのは、YouTubeでの広告収入は「1再生=0.1円」とされていることが多いようです。
稼いでいるゲーム実況者ランキングTOP5!
実際にゲーム実況で稼いでいる人たちは、どれくらい稼いでいるのでしょうか。
今回は「SOCIAL BLADE」という分析サイトを参考に、簡単なランク付けを行いました。
広告単価などは明確にされていないため、総再生数などによるあくまで推定の金額であることはご了承ください。
ゲーム実況以外にも様々な動画を投稿している「HIKAKIN」や「はじめしゃちょー」といった方は除き、ゲーム実況メインの方から、抜粋してご紹介します。
推定年収1億3千万円「ポッキー」
YouTuberプロダクション「UUUM」に所属しているゲーム実況者。
ゲーム実況を投稿し始めたのは2011年からです。
推定月収は1100万円で、単純計算の推定年収は約1億3千万円です。
推定年収1億2千万円「兄者弟者」
実の兄弟である「兄者」と「弟者」、そして裏方担当の「おついち」の三人組ゲーム実況者。
ゲーム実況を投稿し始めたのは2010年からです。
推定月収は1000万円で、単純計算の推定年収は約1億2千万円です。
推定年収1億2千万円「たくっち」
「SofTalk」などの音声再生ソフトを利用したゆっくり実況を投稿する女性ゲーム実況者。
ゲーム実況を投稿し始めたのは2009年からです。
推定月収は1000万円で、単純計算の推定年収は約1億2千万円です。
推定年収7千2百万円「赤髪のとも」
漫画「ワンピース」に登場するキャラクター、赤髪のシャンクスが名前の由来のゲーム実況者。
ゲーム実況を投稿し始めたのは2010年からです。
推定月収は600万円で、単純計算の推定年収は約7千2百万円です。
推定年収3千6百万円「マックスむらい」
株式会社AppBankの創業者でもあるゲーム実況者。
ゲーム実況を投稿し始めたのは2013年からです。
推定月収は300万円で、単純計算の推定年収は約3千6百万円です。
ゲーム実況で収入を得るまでの流れ
ゲーム実況で収入を得るためには、幾つかの手続きが必要です。
ここでは、YouTubeで収入を得るために必要な手続きの流れをご説明します。
動画の作成や編集
ゲーム実況動画で収益を上げるためには、まずゲーム実況の動画が必要です。
ゲームを実況する様子を録画し、必要に応じてパソコンで動画に編集を加えます。
Gmailアカウントの取得
動画を作成したら、Gmailアカウントを取得します。
取得した際の「Google+アカウント」をYouTubeにリンクさせることで、自身のチャンネルを開設することができます。
チャンネルの開設が行えれば、動画投稿を行う環境作りは完了です。作成したゲーム実況動画を投稿しましょう。
動画の収益化
ゲーム実況動画を投稿して収入を得るためには、収益化を行わなければなりません。
このため、チャンネル開設後「YouTubeパートナープログラム」に登録を行います。
また加えて、このままでは収益を受け取れないため、Google Adsenseと関連付けを行います。
この関連付けが完了すると、動画再生に応じて発生した広告収入を受け取ることができるようになります。
ただし好きなタイミングで受け取れるわけではなく、8000円以上の収益が出た月の翌月25日前後に、指定の銀行口座に振り込まれます。
ゲーム実況で稼ぐコツ!稼ぎやすいゲーム!
闇雲に動画を投稿するだけでは、ゲーム実況で稼ぐことはできません。
単純に投稿するだけでなく、以下のような点に注意することが必要となります。
動画をしっかり編集する
何の編集もされていない、単純に実況しただけの動画を上げても、人気を出すことは困難を極めるでしょう。
文字入れを行ったり、不要な箇所はカットするなど、編集の加えられた動画の方が再生数は多くなりやすいです。
シリーズで動画を作成する
単発で様々な動画を投稿しても、興味を持った人が分散してしまいます。
連続するシリーズの動画として投稿を続けることで、視聴者を逃さないようにすることができます。
こうしてファンを作ることは、ゲーム実況で稼ぐためには必要不可欠です。
稼ぎやすい動画配信サイトを利用する
動画配信サイトは多く存在しますが、収益化がしっかりサポートされているサイトを使うことも大切です。
「YouTube」は「YouTubeパートナープログラム」によって、収益の方法が確立されています。
また「ニコニコ動画」にもYouTubeと同様に「クリエイター奨励プログラム」という収益システムが存在します。
知名度やユーザー数の多さを考慮すると、この二つの動画配信サイトを使うことは、ゲーム実況収益化への近道となるでしょう。
まとめ
YouTubeのパートナープログラムや、ニコニコ動画のクリエイター奨励プログラムなど、ゲーム実況を収益化する方法は確立されています。
推定年収が1億円を超えるゲーム実況者も存在し、上手く動画を投稿することで大金を稼ぐことも可能です。
そのためには動画の丁寧な編集などの地道な努力に加え、Youtube、ニコニコ動画などの収益化システムが存在する動画配信サイトを利用することが大切です。