初めまして!ライターの中原りのと申します。
先日『踊るさんま御殿』を見ていて、気になったことがありました。8月28日に放送されたもので、夏休み企画として出演ゲストは全員10代女子。さんまさんは彼女たちの勢いに押されながら、「TikTok」に挑戦していました。
その中でついていけなくなったさんまさんが「何が楽しいねん!」と一言。う~ん、確かに。大人には分からない世界とでもいうのでしょうか?
ひとたびTikTok覗けば、20代の投稿動画はあるものの、30代・40代ともなると投稿はほとんどない模様。でも実は大人がこっそり楽しむ方法もあるんですよ。
そこで今回は、TikTokが人気の理由や「視聴者」としての楽しみ方を解説します!
TikTokの概要
ここではまず、TikTokを知らない人のために詳しく説明します。もう知ってるよ、なんて人は読み飛ばしてもOK。
そもそもTikTokで何ができるの?
TikTokは、約15秒のショート動画をアップロードできる動画投稿アプリ。YouTubeと違い、短い時間の動画を投稿できる気軽さや、撮影・編集までアプリ内で完結できることから若者を中心に人気となっています。動画の内容は、誰かが作成した音源に合わせてダンスしたり、表情で自分を表現することがメインです。
運営会社は?
中国で有名なメディア会社「ByteDance」。元々は中国で大人気のニュースアプリ「Toutiao」の運営会社として知られていましたが、TikTokの日本進出により、SNS市場ではトップを走る会社となりました。
なぜTikTokはここまで人気となったのか
TikTokがどんなものか分かったら早速人気の理由を考えていきます。
「気軽さ」と「ハードルの低さ」
動画投稿と言えばYouTubeを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。Youtuberは芸能人とは違い、一般人でも人気者になれるという魅力があります。承認欲求・自己顕示欲を満たすにはぴったり、というわけですね。
ところが、YouTubeにアップする動画を作るにはコストや労力が掛かります。さらに言えば、昨今はYoutuberも増え新規参入もしづらい状況。こうした流れをくみ取ったTikTokは短い時間の動画を投稿でき、撮影・編集までアプリ内で完結できるという「気軽さ」、誰でも発信者になれる「ハードルの低さ」から大流行したと考えられます。
特にハードルの低さという点において、TikTokでは「誰かが発信して流行したものに乗っかる」ことがほとんどで、自分でダンスを考えたり曲を作ったりする必要はさほどありません。その反面、アイデアがあれば誰もが発信者となって、ウケが良ければ流行を作ることもできます。つまり、発信しようが乗っかろうがなんでもOK!誰でもウェルカム!というスタンスなのです。
クオリティの高さ
「インスタ映え」に象徴されるように、見る側・発信する側双方においてポートレートのクオリティは重要です。TikTokでは簡単に動画編集ができると説明しましたが、美肌効果などフィルターはもちろん、倍速で撮影できる機能、タイムラプスなどこだわりがあればいくらでも凝ったものを作ることができます。
質の高い動画はファン(フォロワー)の獲得に繋がりますし、TikTokの仕組みでいえば、自分が流行の第一人者となることも可能なのです。
大人がTikTokを楽しむ方法
TwitterにしろFacebookにしろ、サービス開始初期は若者の交流の場だったわけです。ところが最近になって、Instagramでは、「インスタおじさん」と呼ばれる中年男性インスタグラマーも増えてきています。TikTokを大人が利用するようになることは十分予想できますよね。そこで、最後にTikTok「大人の楽しみ方」をご紹介します!
視聴者として利用する
なにもいきなり動画投稿しなくても大丈夫です。まずはTikTokを覗いてみましょう。かわいいJKから綺麗なお姉さんまでTiktokerはたくさんいますから、チェックするだけでも目の保養として楽しめること間違いなし!
他にもペットの動画やおもしろ系の動画も多数アップされているので、お気に入りの動画やTiktokerを見つけるのも一つの楽しみ方です。
動画投稿してみる
他人の投稿動画を見て創作意欲が触発されたら、実際に動画投稿してみるのもおすすめ。自信があれば顔出しをしてもいいし、そこまでは…と思うならペットの動画も人気があります。マジックやモノを使ったおもしろ系の動画、風景の動画など趣味や特技を生かして動画を投稿している人もたくさんいるようです。
まとめ
今回はTikTokにスポットを当てて、大人の楽しみ方や人気の理由を解説しましたが、いかがだったでしょうか。
TikTokを始めとする動画投稿SNSには全く興味がないという人の方が多数派だとは思いますが、TV番組でも取り上げられたことで社会現象にまでなっています。利用者の多くは10代女子ということで、筆者自身「面白さが分からん!!なんでこんな人気やねん!!!」と思っていたのですが、なんとなーく理解できた気でいます。(でも投稿はしません。)
自分自身10代の頃を顧みて、「何者かになりたい」「自分を認めて欲しい」という気持ちがあったことを思い出しました。現代なんて特にITの発達でインターネットは欠かせないツールですし、ネット上で認められることって実はリアルで認められることよりも重視しがちなんじゃないでしょうか。
よくわからないからと頭ごなしに批判するのも考え物ですね。興味ない人もチェックだけでもしてみてください。見るぶんには意外と楽しいですよ。