政府が推進するリカレント教育。働きながら効率よくキャリアアップするには?

政府が推進するリカレント教育。働きながら効率よくキャリアアップするには?

近年、「成功者の勉強法」や「効率よく学ぶ方法」といった自己啓発系の記事や書籍をよく見かけませんか?
複雑かつ多様化が進む社会において、生き残っていくために、社会人になってからも学び続ける必要性が高くなったためです。
毎日通勤して、仕事をしながらも、もっと稼ぐようになりたいなぁと思っている人は多いと思いますが、日本の社会体制を見ていると、なかなか働きながら学び続けるということは難しいですよね。

社会人になってからも、仕事に活かすための学習を続ける「リカレント教育」は、日本政府が推し進める「人生100年時代構想」においても、産官連携にて体制整備されていくと発表されていますが、なかなか浸透が見えないのが現状です。

とはいえ、キャリアアップしたい、もっと稼ぎたいと思うなら、学び続け、実生活に活かすことは、必要不可欠です。
「でも、社内でそういった制度もないし、何から始めていいのかわからない…」と、うやむやに毎日を過ごすことは、時間のムダです。
今回ご紹介する、ムリ・ムダのない学習方法を取り入れることで、自分が望むキャリアを構築していきましょう。

世界中の経営者が社員のパフォーマンスを上げることに注力している

毎年アメリカで開催される、ATDというイベントをご存知でしょうか?
このイベントは職場における学習とパフォーマンスの向上に関する世界最大級のイベントとされているもので、企業や教育機関、行政をからめた、人材開発の最先端が見られるイベントです。

2018年に開催されたイベントでは、教育・学習×テクノロジーをテーマに、マイクロソフトやオラクルといったテクノロジー企業が、ラーニング・テクノロジーが与えるビジネスへの影響力について語っています。
最新テクノロジーを取り入れた学習方法を取り入れることで、社員は仕事をしながら効率よく学べ、市場が複雑化し、猛スピードで変わり続ける中においても、即効性のある効果が成果物に表れていき、企業としても継続して成長していけるという考えのもと、新しい学習方法として、マイクロラーニングが注目されているのです。

マイクロラーニングは人間の集中力にフォーカスした積み上げ型学習法

マイクロラーニングとは、「特定の成果を得るために焦点をしぼった、ちょうどいいサイズのコンテンツ」のことを指します。

マイクロラーニングにおけるコンテンツはすべて、人間の集中力の限界である5分程度の短いもので構成されています。
そしてその内容は、一回完結型のため、大抵の場合、中断されることなく終えることができるのです。

集中力が低下し続ける現代人にとっては最適

2015年に米マイクロソフトが発表した、人間の集中力の継続時間はなんと8秒!
2000年の調査では12秒だったことからみても、ずいぶん下がっていますよね。
これは、現代人にとってスマホなどの情報ツールが浸透したため、メッセージの受信などの通知音などの押し寄せる情報の波に常に敏感になっていることが原因だそうです。

学ぶ側としても、5分程度の時間なら、通勤時間やちょっとしたすき間時間を有効活用できますから、まとまった学習時間を取りづらい環境にあっても、効率的に学ぶことができる、現代人にとっては最適な学習方法と言えるのです。

これまで、様々なe-ラーニングにもトライしたけど、長々と続くビデオ講習やテキストのおかげで断念してきたという人も、続けやすいマイクロラーニング。
では、これでキャリアアップ&給料倍増!は確定でしょうか?
学んだ内容を実生活で活かす上で、その即効性を高めるには、ひたすらインプットし続けるだけではいけません。

効率よくインプットした内容は、即アウトプットし、フィードバックをすることが、せっかくの学びを単なる知識として終わらせないために、絶対的に必要なことです。

そう、PDCAを回すのです!

学んだことを即効でキャリアへつなげるPDCAの回し方

プロジェクトなどにおいてPDCAを取り入れている方も多いと思いますが、ここでは、今よりも稼ぐためのキャリア構築へとつなげるPDCA活用法をご紹介していきます。

クラウドソーシングでアウトプットの精度を上げる

クラウドワークスやランサーズといった、クラウドソーシングサイトが急増する中で、これを使わない手はありません。
今では、プログラミング専門やWEBデザインだけといったように、何かの分野に特化した専門サイトが増えているため、自身が学んでいる分野の知識を活かせる仕事を見つけることは簡単になっています。

クラウドソーシングで募集している仕事にトライしてみることで、実際に学んだ知識やスキルを実践応用できますし、あくまで仕事として報酬が発生した上で受託するのですから、その真剣度もテストより格段上がります。
また、最初は安い報酬でも、実践を積むうちに専門性が高い、経験者を優遇する仕事などができるようになると、おのずと報酬も上がりますので、モチベーションも高く取り組めますよね。

オフ会や小規模ミーティングに参加して学習内容をチェック&修正する

学んだことを確実にアウトプットできるようになるためには、「人に説明すること」は最強の学習法です。

専門知識もばっちり身につけていても、実践で応用できなければ、全く意味はないですよね。
学んだ時間がムダに消えてしまいます。

頭で理解している「つもり」のことを、口頭で人に説明することによって、その知識が頭の中で体系的に再構築されて根付くようになりますので、実際にその分野に詳しい人々が集まるセミナーや会合に参加し、自らが行っていること、知っていることを積極的に話しましょう。
そして、参加者がもつ知識や実践経験を、自分の持っている知識や経験と照らし合わせてみましょう。
今後学ぶべきことがきちんと自分の学習カリキュラムに含まれているかをチェックし、今後の学習内容の幅を広げながら深く掘り下げていけるよう、修正しましょう。

ここで、オフ会や「小規模」ミーティングをおすすめする理由は、もちろん、「自分が話す機会が増えるから」です。
大ホールで行われるようなセミナーや講習会は、その分野のプロが多く集まりますが、コミュニケーションがなかなか取りづらいのです。
特に学習者として参加している身としては、見知らぬプロに話しかけることも、勇気がいりますよね。
ですので、規模が小さくなれば、参加者同士のコミュニケーションもスムーズになりますし、今後のキャリア構築に有益な人と連絡先交換ができる可能性も高まります。
また、社会人プロフェッショナルだけでなく、学生など、参加者に多様性がある方が、様々な視点を育むことができますので、参加する際は、参加者のバックグラウンドもぜひチェックしてみて下さい。

まとめ

このように学びのPDCAを高速で回すことが、キャリアップを最短に成し遂げる学習術です。
最後に、「もっと上の役職につきたい!」「もっと稼ぐようになりたい!」という望みを叶える上で絶対的に必要なものをご紹介します。
それは、人間力です。
いくらインプットを効率的に行っても、その知識やスキルがそのままトレースして完了の仕事はなかなかありません。
学んだものを目の前のことに柔軟に応用でき、自分のスキルを適切にプレゼンできる力こそ、学びがキャリアアップにつながるために必要な結節点であることを念頭に、ご自身のキャリアがより魅力的なものになるよう、学び続けて下さい。

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