在宅ライターで体験した「地雷案件」と「優良案件」

在宅ライターで体験した「地雷案件」と「優良案件」

こんにちは。私は現在、在宅ライターとして活動しています。

副業を探している方にとって、フリーランスのライターというのは魅力的なお仕事なのではないでしょうか?やはり、PCと最低限のタイピングスキルがあればお金稼ぎができますからね。私もその魅力に惹かれて、いまのお仕事を始めました。

私は2年程度ライターをやっており、着々とスキルアップ&報酬アップしております。そこで今回は、ライターというお仕事の現状と「地雷案件」「優良案件」についてご紹介していきます!

まず、私について…

私は、CrowdWorksLancersといったクラウドソーシングのサービスを利用してお仕事を受注しています。通常の求人サイトと同様のものを想像していただければOKです。

最初期は、大学受験関連のライティングを行っておりました。大学入試センター試験の傾向分析や、赤本のような過去問の解説作成が中心でした。そんななか、ある学習塾のブログライターとしてスカウトしていただきました。勉強法について記事を作成するもので、継続的にお仕事を頂戴できたので精力的に取り組みました。実はその塾ではいまもライターをやっております(さらに、勉強法ブログの管理もやらせていただいております!)。

そのほかにも、いくつかの個人様・企業様のサイトでお仕事をしています。

在宅ライターのマーケット:まだまだ伸びる!

私は2年前からライティングをやっていますが、年を経るごとにライター市場は確実に成長しています。

もっとも大きな変化は「ちゃんとした企業による発注の増加」です。一昔前のクラウドソーシングサービスでは、アフィリエイト目的の個人ブログの管理者からの発注が多かったのですが、最近ではそこそこ有名な企業も発注を行うようになりました。時代が変わり、フリーライターが立派なお仕事として認められるようになったわけですね。私も、就活生界隈では有名な某就活サイトから受注したことがあります。案件の総数自体も伸びており、まだまだ成長の余地があります!

またCrowdWorksやLancersでも、フリーライターの養成に力を入れています。たとえばLancersでは、ライター経験者に対して、さらなるスキルアップを狙った合宿を催しています。この点でも、ライターは今後重要になってくると言えるでしょう。

私が体験した地雷案件:0.2円/文字、山のような修正依頼

そんなわけで今後ますますマーケットが伸びていくであろうフリーライターですが、どんなお仕事でも受注して良い、というわけではありません。山ほどある案件の中には、当然「地雷案件」も含まれているわけで…。ここでは私が実際に受注した(受注してしまった)案件をご紹介します。

まだ大きな案件を1つも受注していなかった、最初期のお話。経験がほとんどないので、高単価のお仕事はもらえません。どんなお仕事でもいから、とにかく経験を積みたい。そう考えてクラウドソーシングのサイトを漁っていると、ある案件を見つけました。

初心者大歓迎!勉強法に関する記事作成。継続あり!」といったタイトルでした。私は当時大学生ということもあり、大学受験に関する記事執筆なら自分の強みを発揮できる!と思い、早速お仕事に応募しました。

初心者大歓迎とうたっていることもあり、すぐにお仕事をもらえる運びに。テーマと簡単な執筆ルールを示され、それに従ってwordで記事執筆を続けていきます。そこそこ頭の回転も早い方なので、記事執筆自体はスピーディに終了。簡単に見直しをしたのち、すぐに提出しました。

さて、私の記事はどう評価されるかな…。そう思いつつ、赤入れ(修正点の指摘)が来るのを待っていました。

2日後、修正コメント付きのwordファイルが返ってきました。期待に胸を膨らませてファイルを開くと、大量の修正コメント。もはや修正されていない文がないレベルです。

わずかに誤字・脱字や砕けすぎた日本語があり、そこを指摘されるのは仕方のないことだと思いました。でも、明らかに度を超えた・不適切な要求もなされていたのです。

たとえば「これだけだと他サイトに量で負けています。もっと内容を掘り下げてください。」というもの。いまとなっては気持ちはわかりますが、他サイトを調査してそれを上回る内容を執筆するなんて、ライター駆け出しの私には無理な話でした。また、「要修正」としか書かれていない箇所も多数。初心者にとって、何を修正すべきか指摘してもらえないのって、結構ツライんです。そこで修正箇所を尋ねて見ると「ご自身で考えてみてください。」これが一番腹立ちました(笑)

そんなこんなで、修正にも大量の時間を割くことになってしまいました。一応、数回のやりとりの後に記事の検収が完了して報酬が支払われたのですが、あまりに長時間に及び、時給換算でなんと200円。これじゃあ、そこらへんのコンビニでアルバイトをしていたほうがずっとマシです。

低単価かつ大量・雑な修正要求。とても嫌な経験で、ライターをやめようかと思ったほどでした。

私が体験した優良案件:2.0円/文字、丁寧かつ合理的な指導

でも、ちゃんと探せば優良案件もあります。

そこそこライターの経験を積んだのちに、あるWebサイトの記事執筆を受注しました。そのサイトは、家電やホビーなど様々なものについて、プロオススメの一品、よい一品の選び方などを紹介するというものです。月間PV数は数十万。

ライター経験がある人を対象に募集されており、テストライティングもありました。ちょっと面倒だったのですが、高単価のお仕事だしなんとしても合格しようと思い、頑張って執筆したのを覚えています。幸いテストはパスし、お仕事をもらえるようになりました。

そこでのお仕事は素晴らしかったです。執筆のガイドラインが30ページ以上のpdfでまとめてあり(ちょっと長いですが笑)、不明な点は質問すればちゃんと教えてくれました。また、記事提出後の修正も非常に丁寧で、なぜそのように修正すべきなのか理由も教えてくれます。

私としては、終始気持ちよくお仕事をできましたし、自身のスキルアップにもつながったと思っています。

まとめ:単価と対応の質は、実は相関がある

結構多くのお仕事を受注してきてわかったことがあります。それは、「高単価のお仕事のほうが、依頼者の対応の質がよい」ということです。

高単価であるということは、それだけライターへのリスペクトがあるということでもあります。それが結果として、丁寧な対応につながるのでしょう。

ライター駆け出しの方は、なかなか高単価のお仕事を受注できないかもしれません。「未熟者だから仕方ない、まずか経験を積もう」と思って低単価のお仕事を掴みがちですが、それは禁物。目安としては、0.4円/文字以下のお仕事には地雷が多いです。

たとえライター経験が少なくとも、自分でちゃんと案件を選び、エントリーの際にしっかり誠意を示して丁寧にやりとりすれば、きっと良い案件をつかめるはずです。頑張りましょう!

この記事を書いた人

大学での講義や研究の傍ら、フリーランスでライターをやっています。

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